エリート後輩の知らない一面 3

2年間一緒に働いたとはいったが

ウチの営業所は4つのグループに分けられており私と彼は別々のグループだった。

だから一緒に仕事したという感じではない。

とはいえ2人とも喫煙者なんで外の喫煙所で割と少しは話したりする。

今の季節はホントに寒いし雨や強風に打たれながら吸ってますわ笑

内容はもちろん大半は仕事の事だがウチの子供の話などもする。

私は彼に対して先輩面みたいな態度はとてもじゃないけどとれないし多分とった事もないと思う。

でも彼はホントに私の事を先輩として接してくれたし頼りにしている感じもした。

高校時代彼はスタメンで私は最後の夏はベンチ入りすら出来なかった。

彼がウチの会社に入るって聞いた時はそういう昔のコンプレックスを思い出す感じだった。

学生時代はホントに私は人見知りでほとんど話したりした事はなかったと思う。

そういう部分では私はこの営業所で一緒に仕事をして良かったなと思う。

12月繁忙期も終盤に入り私の退職もあと2週間位になった。

昼休憩中に私はタバコを吸いたくて寒いけど外の喫煙所に向かう。

彼もタバコを吸っていて話をする。

最近はあと何回出勤したら退職やわみたいなくだらん話をしてる笑

その話の最中に彼は言った。

「寂しくなりますね」

次回へ続く

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